山岳遭難しないための対策まとめ

山岳遭難しないための対策まとめ

平成28年の遭難者数は2929名です。
登山ブームが盛り上がっている中、山岳遭難に関するニュースが跡を絶ちません。

いずれも知識不足や安全面への配慮、対策不足が原因です。一度の遭難で多数の人に迷惑をかけてしまいますし、当然費用面も甚大です。

山岳で遭難しないための対策案をまとめましたので、登山時の参考にしてみてください。

山岳遭難の傾向を知る

実際に、どのような状況で遭難にあってしまう傾向があるのか、原因などを知っておくことで、自身に降りかかる危険を避けることに繋がります。

山岳遭難が発生する時間帯で最も多いのが午後2時から3時です。そして下山時に発生するケースが多いと言われています。山岳遭難する際の傾向としては、以下の種類になります。

  • 気象による遭難
  • 転落や滑落による遭難
  • 道に迷ったことが原因の遭難
  • 技術や運動能力(バランス能力)不足による遭難
  • 装備不足による遭難

いずれも、準備や登山への知識、安全面への配慮が足りないことが原因として起きている傾向があります。

こういった遭難時の傾向がわかってくると、こうならないためにどういった対策をする必要があるかということがわかってきます。

遭難対策①気象知識をつける

山の天候は変わりやすいです。
理由としては、山には当然傾斜があります。その傾斜に沿って風が上がったり下がったりします。風が上で冷えると雲になり、雨を降らしたりもします。逆に上から風が下っていくと、雲ができづらくなり天候が良くなったりします。

このように天候が変わりやすく、天気予報のとおりにはいかないのが山の特徴です。なので、入山前と入山中の天候は随時把握しておく必要があります。

また気温が変わってきた時のための防寒対策も重要です。登山は重ね着が基本です。入山前に熱いなと感じても登っていくうちに寒くなっていくのは常です。山の気温は100m上がるにつれ、0.6度前後上がっていくためです。

気象情報の入手先についても知っておきましょう。

参考

気象庁HP気象庁が発表する気象情報

遭難対策②転落や滑落を避ける方法

転落や滑落などの事故は、事故要因データとして、毎年大きな割合を占めています。そして、その原因で多いのが些細なミスです。浮石に乗ってしまったり、つまづき、滑る、バランスを崩すなどの一瞬の気の緩みから起きています。

また、他の登山者に危険を及ぼしてしまうケースもあります。ザックからギア(道具)がぶら下がったり、出たりしていると、すれ違いざまに接触してしまうことで、転落や滑落に繋がる事もあります。ザックの外側に装備品や道具などをつけることは、極力しないようにしましょう。

転落や活躍は、なにも登山初心者ばかりではありません。ベテラン登山家でも十分ありえる事故です。細心の注意をしても、経験があっても起きる時は起きます。それだけ山を登るということは危険が隣り合わせだということです。

なので、登山中は常に気を張り詰めておくことがとても大事です。一瞬の気持ちの緩みが事故へ繋がっていきます。

遭難対策③道迷いを回避する方法

遭難というと道に迷ってしまうケースが1番最初に頭に浮かぶかと思います。この道迷いとは、自分が今いる場所(現在地)がどこなのかわからなくなってしまい、右往左往とさまよって行動できなくなってしまうことです。

この道迷いでの遭難者数が、
遭難原因でダントツ1位となってます。

この道迷いをまず防止しなければいけません。そのためには地図やコンパスの使い方をマスターするのは、必須条件になります。つねに自分の現在地を把握し、目的地に進めているかを確認する必要があるので、そのためのツールとして地図やコンパスを持参し、正しく使うことは重要な事なのです。

また、登山計画書を作成することで自分がたどる道の備忘録にもなり、道迷いの可能性も低くなります。あらかじめ計画した通りの道を辿っていけば、道を間違えたら、もとのコースに戻るだけで遭難を回避できるので予定をしっかり立てることは大切です。

登山計画書ってなに
登山計画書(登山届)ってなに?

自分が登ってきたコースを見失ってしまった場合は、尾根が高い方を目指しましょう。疲れてくると下へ下へと意識がいき、沢沿いであれば人家や下山も楽そうという意識があるかもしれません。

ただ沢は進めば進むほど険しくなっていき、滝や崖などに立ちふさがれ、最悪は滑落なんて事も招きかねません。

尾根に沿って登っていけば、視界が開けてきますので、自分がどこにいるのか(現在地)もわかってきます。また、尾根沿いには登山道が通っていることが多いので、登山道に戻れる可能性もあります。

まとめ

登山には自然の魅力や、満喫感、達成感が豊富で魅力がいっぱいです。

ただその反面、
遭難を始めとする事故も多いです。

楽しいことばかりに目を向けず、自分が最悪の状況になった時のために、しっかり準備や計画を練っていくことが大切です。楽しい登山が、思い出したくもない最悪な登山にならないよう、しっかり危険面を防止するための知識を持って、登山に出かけましょう。

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