冬も終わって、山の雪も溶けてきて、
そろそろ山に登ろうか、なんて考えている人も増えてきているのではないでしょうか。
そこで今回は、春頃(一般的な4月,5月,6月)に日帰り登山をする際、どんな道具,持ち物が必要になってくるか、ご紹介していきます。
季節によって、持ち物にも多少の変化がありますので、忘れ物には気をつけてくださいね。
目次
持ち物チェックリスト
こちらで持っていく物をチェックできるようにまとめましたので、日帰り登山当日は、このチェックリストを参考にしてみてください。
■装備
- ザック
- ヘッドライト
- 登山用地図
- コンパス
- 腕時計
- ストック
- サングラス(無くても可)
- カメラ(無くても可)
■服装
- 登山靴(トレッキングシューズ)
- レインウェア
- 帽子
- 長袖・長ズボン
- ゲイター(スパッツ)
■小物
- ザックカバー
- 行動食
- タオル
- 登山計画書
- 常備薬(ファーストエイドキット)
- 水筒(ハイドレーションシステム)
- 財布(お金,健康保険証)
- ビニール袋
- スマホ
- モバイルバッテリー
- バーナー
- カトラリー
- クッカー
- 筆記用具(メモ帳)
持ち物 装備編
1.ザック
荷物を入れるリュックのことですね。ザックの大きさは10Lの小型のものから90Lの大型なものまで、幅広くあります。
使う用途によって大きさは変えていくべきですが、日帰り登山であれば30Lあれば、丁度いいかと思います。
またザックはチェックリストに入っているような持ち物を全て入れなければなりません。そして、持っていく物は、ほとんど生命線に関わってくるものです。なので、ザックが破れたりして、持ち物の紛失などがあっては困ります。
ザックを選ぶ際は、少し高めでもしっかり丈夫なものを選択するようにしましょう。
2.ヘッドライト
これは結構持っていかない人が多いですね。ただ、万が一のために必要な道具です。
懐中電灯でもいいですが、手が塞がってしまい、場所によっては滑落のリスク等が伴うので、両手が空くヘッドライトがオススメです。必ず持っていくようにしましょう。
3.登山用地図
最近はスマホでも見られますが、本屋に売っているような登山用地図を購入しておきましょう。そして、山に登る前に、地図の読み方はしっかり勉強しておきましょう。
気付いたら道に迷っていた、という事態に陥らないために、しっかり地図を確認しながら登山を楽しみましょう。
何かあった時に後悔しても遅いですからね。リスクは極力減らしていきましょう。
4.コンパス
たまに安い安いコンパス(100円均一など)が売っていますが、あれはNGです。迷った時の道標になるものです。多少のお金が飛ぶのは我慢して、高めのものを用意しておきましょう。
またこれも、地図同様、使い方をしっかりマスターしてから登山に望むようにしましょう。持っていっても使い方がわかならければ何の役にも立ちません。地図とはセットで必ず持っていきましょう。
5.腕時計
腕時計。これは必ず持っていくようにしましょう。登山は時間との戦いでもあります。
予定通り登れていないようなら、随時予定を確認して、ペース配分を考えなければなりません。場合によっては、途中でも下山をしないと遭難などのアクシデントにつながりかねません。
また、急な雨にも対応できるよう、防水機能があれば尚良いでしょう。
6.トレッキングポール(ストック)
トレッキングポールとは、杖のことで、これを使うことで、歩行時の体のバランスを保ち、足腰への負担を軽減してくれるという役割があります。
山の難易度によっては必要ありません。
転倒防止にも役立ちますし、疲れにくくなりますので、長期的な登山になればなるほど、あったら重宝するツールになります。
7.サングラス
雪渓や高山での登山の際は必要になりますが、低山登山や秋などの雪のない時期にはなくてもそこまで支障はありません。
強い日差しや紫外線が気にある方は、持っていったほうが良いでしょう。
8.カメラ(無くても可)
こちらは必須ではありませんが、
せっかく登山をするのなら、
キレイな景色も想い出と一緒に残すのも良いかもしれませんよ。
三脚もあれば尚キレイな写真が撮れますよ。
持ち物 服装
1.登山靴(トレッキングシューズ)
登山靴ですが、山の難易度が高くなければスニーカーでも全然問題ありません。初心者がよく行くようなキツくない日帰り登山であれば、わざわざ登山靴を買う必要はないでしょう。
登山靴は安くても、1万円以上はするので、正直登山をはじめたばかりの初心者の方は、その分のお金はザックやレインウェアなどの方につぎ込んだ方が良いかもしれません。
2.レインウェア
夏場でも雨天時や暗くなってしまった時のために、持っていっておきましょう。山は夏であっても、夜になればそれなりに冷えてきます。
ましてや春や冬に行くというのなら、
雨や防寒対策として、持っていって損はないでしょう。
3.帽子
日よけや熱中症予防だったり、頭の保護、また寒い季節には防寒用としても効果を発揮します。
普段帽子を着用していない人でも、登山の際は必ず忘れずに持っていきましょう。
4.長袖・長ズボン
登山の服装は、重ね着が普通です。
山の中は、様々な虫がいます。
また日差しにも照らされます。
そのような対策として、お肌を守るために、しっかり長袖・長ズボンの服装で登りましょう。
ポリエステル製が撥水性も高く、涼しいのでオススメです。綿だと汗をそのまま吸収してしまうので、オススメはできません。
5.ゲイター(スパッツ)
こちらは、まだ寒い時期が続いているようなら、着用していった方がいいですね。たいていは服装でしっかり防寒されていれば、必要はないのかなと思います。
持ち物 小物
1.ザックカバー
ザックカバーは、ザックを雨から守るカバーになります。特に春(4月,5月,6月)は梅雨があり、雨も降る頻度が高くなってくるので、しっかり忘れないようにチェックしましょう。
最近はザックに元々カバーがくっついているものも売っていますので、よく忘れてしまうという人は、付属品を買ってもいいかもしれませんね。
万が一、忘れてしまった際は、大きめのビニール袋でも代用は可能です。
2.行動食
行動食は登山中のエネルギー補給となります。ハッキリ言って、行動食を忘れてしまった場合は、登山は中止にすべきほど必須のものです。
糖分を含んだお菓子を持っていくのがベターでしょう。簡単に口に運べるアメや、小袋に包まれたチョコなども良いでしょう。
工夫してるものだと、100円均一などに売っているようなプラスチック性のビンの容器のようなものを用意して、その中に、ナッツやおかきなどを混ぜて持っていくなんて人もいます。手が汚れませんし、ゴミも出ないので、登山には適した方法でしょう。
3.タオル
タオルは汗を拭いたりするのに必要なのはもちろん、怪我をしてしまった時の応急処置として使用したり、日焼け防止としても活用できます。
活用性は幅広いので、1枚でも持っていくことをおすすめします。
4.登山計画書
最近は登山ブームということもあり、
気軽に登れることをうたっている雑誌もありますが、登山計画書は必ず記載して提出しましょう。
万が一遭難や事故が起きた際に、
あなたの居場所を突き止めるのに、重要な参考情報となるので、山を登る最低ルールとして守るようにしましょう。
5.常備薬(ファーストエイドキット)
こちらも緊急時として必要になってきますので、最低限のものは持っておきましょう。
- 絆創膏
- 消毒液
- 解熱剤
- 鎮痛剤など
登山は危険がつきものなので、
用意しておいて損はありません。
6.水筒(ハイドレーションシステム)
水分の補給は必須なので、当然の如く持っていきましょう。
登山初心者の方は水筒で十分です。高山を登ったり長時間の登山になるようであれば、ハイドレーションシステムだと心強いですね。
ハイドレーションシステムとは、
ザックに入れて使う給水システムになっていて、柔らかいゴムの袋のようなものに水を入れ、そこから出ているチューブから吸って水を飲みます。
この利点としては、
毎度ザックから下ろして飲む必要はなく、登山の最中でも、チューブから吸えば、簡単に水分補給できるので、長時間の登山になってくるにつれて、ありがたい存在のツールとなってくるんです。
7.財布(お金,健康保険証)
財布というよりも、特に小銭・健康保険証ですね。山を登っている人はわかるかもしれませんが、山には町中のようにトイレが何個も用意されているわけではありません。
設置するのに、それなりの費用がかかるため、どこの山もたいてい1回100円くらいが使用料としてかかる場合があります。そういった際に小銭が必要になってきます。
また健康保険証は、登山中の滑落や、何らかのアクシデントで怪我をしてしまった場合、そのまま病院に行く可能性があるかもしれないので、もしもの時のために持っておいたほうが良いです。
8.ビニール袋
用途としては、ゴミの持ち帰りだったり、脱いだ服、また防水バッグとしても利用可能です。
基本的に使用用途は幅広く、
邪魔にもならないので持っていくことをおすすめします。常にザックに3〜4枚入れっぱなしにしておけば良いかもしれませんね。
9.スマホ
こちらは、登山でなくても常に持ち歩いていると思うので忘れることはないと思いますが、緊急時の連絡手段として必要です。
他にも登山に便利なアプリはたくさんあるので、インストールしておいてもいいかもしれません。最近はネットに繋がっていなくても使えるアプリも多いので、どんどん有効活用してみましょう。
GPS系アプリが特にオススメです。GPSの地図アプリも非常に利便性が高いです。
10.モバイルバッテリー
スマホの充電、カメラの機種によってはカメラも充電できます。
特にスマホでGPSアプリを使っていると、電池の消耗が激しいので、使う予定があるのなら、持っていった方が良いでしょう。
11.バーナー
これ1つあるだけで調理が簡単にできちゃいます。簡単なものからちょっと手の込んだ物まで可能です。
頂上でのご飯は、登山の楽しみの1つですよね。カップラーメンのお湯をちょっと沸かすのに使ったり、温かいホットコーヒーを作ったり、クッカーを持っていけば、頂上で簡単調理が可能になります。
12.カトラリー
箸やスプーン,フォークなど。
頂上で食事をするのには必須ツールです。
13.クッカー
アウトドア用にコンパクトになった鍋。折りたためて、まとめられるタイプがオススメです。個人的にはスノーピークのクッカーは、丈夫で長く使えますし、軽いのでオススメですよ。
14.筆記用具(メモ帳)
ほとんど使う機会はないと思いますが、コースタイムの記録だったり、ちょっとしたメモに。
気づきや反省点などは、疲れて家に帰ってしまえば忘れてしまったりするので、その場でちょっとメモしておくというのも、次の登山の改善に繋がりますのでオススメですよ。
まとめ
ここまでが春の日帰り登山に必要な持ち物リストでした。簡単な説明も入れましたが、細かい情報は今後も付け足していくつもりです。
登山は、1つの道具を忘れたことが命取りになりかねませんので、必ずチェックリストで確認してから登山へ向かいましょう。
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