カメラ初心者でもわかりやすい!レンズの焦点距離とは何か?

カメラ初心者でもわかりやすい!レンズの焦点距離とは何か?

カメラのカタログやレンズの説明欄を見ていると、焦点距離という言葉をよく見ると思います。

簡単に言ってしまうと、焦点距離とは「レンズとイメージセンサーの間の距離のこと」です。

このままだとイマイチ理解できないと思いますので、カメラ初心者でもわかりやすいように、細かく説明していきます。

カメラの焦点距離とは

カメラの焦点距離とは

参照URL:https://kubogen.com/camera-photo-knowledge-002/

カメラの焦点距離とは「レンズとイメージセンサー(撮像素子)の間の距離のこと。」というのは、先程も説明しました。

といってもピンとこないと思います。
それでは小学生の時に、虫眼鏡を使って黒い画用紙から煙を出す実験をした記憶はありませんか?誰しも理科の授業や興味本位で体験したことだと思います。

煙を出すには点を小さく絞って光を集める必要がありましたよね。この点になった時の画用紙と虫眼鏡の距離が、先程カメラのレンズで説明した焦点距離になります。

この焦点距離が変わることで、カメラでは何が起こるかと言うと、画角(写真の写る範囲)が変わるのです。

レンズとイメージセンサーの距離が広くなるほど、画角が狭くなります。逆に距離が狭くなるほど、画角が広がっていきます

この焦点距離の特徴を表したレンズが、みなさんも聞き慣れている広角レンズ望遠レンズなどに分けられてくるのです。

焦点距離が短いレンズ

焦点距離が短いレンズ 参照URL:http://www.nikon-image.com/

横に広く見せたい集合写真を撮る時や、広範囲の壮大な自然景色を撮影する時に適しているのが、焦点距離が短い、広角レンズ。

焦点距離が長いレンズ

焦点距離が長いレンズ 参照URL:http://www.nikon-image.com/

実際には遠くにあるものだが、近くにあるように撮影することができる焦点距離が長い、望遠レンズ。

カメラレンズの焦点距離の確認方法

焦点距離の確認方法

焦点距離はレンズの横側に記載されています。主に2通りで書かれています。

1つが【18mm】といったような単体の数字、2つ目が【10−18mm】というように範囲が記載されている数字です。

前者はわかりやすいと思いますがそのままの意味で、焦点距離が18mmですよという意味合いです。焦点距離を変えられないため、単焦点レンズと呼ばれています。後者は「このレンズは10mmから18mmまで焦点距離を変えられます」という意味を表しています。

このように焦点距離を知ることができれば、広角レンズなのか、望遠レンズなのか、単焦点レンズなのか知ることができるようになります。カメラのレンズ選びをする際にとても重要な基準になります。

どういった目的で写真撮影をするのかが決まっていれば、あとはその目的にあったレンズを選ぶだけなので、焦点距離を知っていて損はありません。

焦点距離はフルサイズとAPS-Cで違う

焦点距離はフルサイズとAPS-Cで違う

参照URL:http://camera-yamasho.com/216.html

一眼レフカメラには、【フルサイズ】と【APS-C】の2種類のイメージセンサーがあります。

イメージセンサーとは、レンズを通して入ってきた画像をデジタル信号に変換する役割を持つパーツのことです。イメージセンサー(撮像素子)とレンズの距離のことを焦点距離というのは、はじめに説明した通りです。

実はこのイメージセンサーによって、焦点距離は違ってくるのです。

焦点距離はレンズの横側に記載されていると説明しましたが、記載されている焦点距離の数字は、フルサイズ換算と言われているもので、フルサイズセンサーのカメラで使用した場合の焦点距離を指します。

つまりそのままの焦点距離の数字だと、APS-Cのイメージセンサーとは違った数字になってしまいます。

一般的に、APS-Cセンサーの画角は、だいたいフルサイズセンサーの1.6倍画角が狭くなると言われています。要するに、APS-Cセンサーの一眼レフカメラを使用する場合は、レンズに記載されている焦点距離を1.6倍に換算する必要があるのです。

これはレンズ選びにとても重要なことなので、ぜひしっかり覚えておきましょう。

フルサイズセンサーが搭載されているカメラは高価で、一眼レフカメラを扱っている人なら一度は憧れるものだと思います。フルサイズセンサーはAPS-Cと比較しても、光を多く集められるので、高画質な写真が撮れたり、夜景も綺麗に撮ることができます。

今、焦点距離について調べている方も、後々はフルサイズにしたいという方も多いかと思います。ただカメラ初心者は基本的にAPS-Cセンサーを使用することが多いので、換算方法を覚えておくべきと言えるでしょう。

まとめ

焦点距離という言葉はよく聞くけど、頭でしっかり理解できていなかった方は、どういったものか具体的に想像できるようになりましたでしょうか。

カメラを使用する際、レンズ選びはとても重要で、どういった環境下でどういった被写体を撮るかによっても、重要な選択になります。特にカメラのレンズは高価なものばかりなので、失敗しない買い方をしたいものです。

今回ご紹介した焦点距離を理解しておけば、さらにレベルアップしたレンズで今までよりもクオリティの高い撮影をすることも可能になります。

ぜひレンズ選びの参考にしてください。

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