トレイルランニングは、特性上、激しい登山道の中を走っていくものです。ですので登山と違い、大容量のサックに装備や道具を詰め込む訳にもいきません。
必要最低限の道具や装備を準備し、走りやすい適正な容量の持ち物を用意する必要があります。
ただ始めたばかりの初心者の方は、その必要最低限がわからないと思いますので、今回は「この持ち物を持って行けばトレランは万全」という持ち物リストを紹介したいと思います。
せっかく楽しみにしていたトレランへ行って、必要な装備品や道具がなくて大変な思いをしないよう、しっかり準備してトレランに臨みましょう。
記事の最後にはNotionやスプレッドシートの持ち物リストも無料でプレゼントしますので、是非最後まで読んでみてください。
目次
トレラン持ち物リスト【装備編】

参考:https://www.sports-eirin-marutamachi.com/blog/128142.html
持ち物リストとしては、大きく分けて装備編、道具編、食事編の3つに分けて紹介していきます。
まずは装備編です。季節の気温によっても持っていくものは変わってくるので、当日の天候や気温を事前に確認してからトレランに出発しましょう。
- トレランシューズ
- トレラン専用ザック
- キャップ
- 服装(ウェア)
- 防寒着(レインウェア)
- 着替え(シャツとパンツ)
- GPSウォッチ
装備① トレランシューズ

参考:https://mg.runtrip.jp/archives/63911
トレラン用のシューズは、通常のトレーニングシューズと違い、足裏が突起状になっていて、滑りにくくなっています。
装備② トレラン専用ザック

参考:https://trailrunner.jp/28006
トレイルランニング専用のザックを選びましょう。専用のものは、通常の大容量のサックと比べて、走っていてもサック自体が揺れにくい構造となっており、中の持ち物や身体に負担がかかりにくくなっています。
ポケットも多めにあるものがほとんどなので、水分や栄養食品などを手軽に摂取することが可能です。
装備③ キャップ

参考:https://twitter.com/milestone_japan/
山なので日陰が多く、ロードほど日差しが当たることはありません。
とは言ってもトレランでは長い間、外で走ることになりますので、日差しを避ける必要があり、頭を保護するという安全上の観点からもキャップは必要です。
またトレランで使用するキャップはツバが短いものを選ぶのが良いでしょう。山の中では視線を広範囲で動かす必要があるので、ツバが短い方が視線範囲を確保しやすいためです。
装備④ 服装(ウェア)

URL:https://osusume.mynavi.jp/articles/2991/
服装に関しては、季節によって変わってきます。トレランだけでなく登山の基本でもありますが、服装は基本重ね着ということを覚えておきましょう。
山の標高が高くなればなるほど平地よりも気温が低い、というのは聞いたことがある人も多いと思います。たくさんかいた汗が冷えることで低体温症のリスクも出てくるので、いつでも重ね着ができるようウェアを用意しておくと良いでしょう。
装備⑤ 防寒着(レインウェア)

参考:https://greenfield.style/article/107946/
先程も説明したとおり、山の標高が高くなればなるほど寒くなります。それに山の天候は変わりやすいので、いつでも体温調整できるような衣類は持っていくことをオススメします。
風をシャットダウンできたり、雨風を凌げるようなレインウェアなどの防寒着が良いでしょう。
装備⑥ 着替え(シャツとパンツ)

参考:https://yamatabitabi.com/archives/105022/
基本汗をかくのでその汗が冷えて風邪の原因にならないよう、着替えは最低でも1着は持っていくようにしましょう。
夏場では冷えにくいと考えて持っていかない人もいるかもしれませんが、夏場に関しては体臭がキツくなるので、周りへの配慮として着替え用の衣類を持っていくことをオススメします。
装備⑦ GPSウォッチ

参考:https://rb-rg.jp/blog/16858/
GPSウォッチがあれば自分の居場所がわかるようになります。
また時計によってはスタート位置まで案内してくれる高機能なものも販売されているので、自分の命を守るためというリスクヘッジで購入してみても良いかもしれません。
トレラン持ち物リスト【道具編】
次は道具編です。基本ザックの中や、身につけているポシェット、ポケットなどに収納しておくことになるかと思います。
安全にトレランを完走できるよう、リスクヘッジとしてしっかり持って行くようにしましょう。
- 救急セット
- 地図とコンパス
- スマートフォン
- モバイルバッテリー
- ヘッドライト
- ジップロック
道具① 救急セット

URL:https://www.descente.co.jp/media/brand/inov-8/11115/
ハチに刺された時などに使用するポイズンリムーバーや絆創膏、消毒液、ガーゼなどの簡易的なもので良いでしょう。
山に登る以上は命の危険と隣り合わせになるので、少しでもリスク回避できる準備は抜かりなく用意しておきましょう。
道具② 地図とコンパス
この後に説明するスマートフォンの地図アプリを使用しても良いですが、万が一のバッテリー不足や故障ということもありえます。また紙の地図の方が全体像を見やすい点もメリットになります。
トレランを安全に完走することは最低限のルールになりますので、必ず持っていくようにしましょう。
道具③ スマートフォン
場所によってはネットが通るところもあるので、緊急時の連絡やトラブル時のリサーチなど万に一つでもリスクは潰しておくことをオススメします。
便利な地図アプリもあるのでダウンロードしておくと、スムーズに進んでいくこともできます。
道具④ モバイルバッテリー
スマートフォンの充電もそうですが、最近はUSBで充電できる電化製品が増えてきました。ウォッチやライトなどにも使用できるので、途中で電池切れというのは大きなリスクとなるので、一つ持って行くことをオススメします。
道具⑤ ヘッドライト
山なので、夕方頃になると当然人工的な明かりはなく、辺りがとても暗くなります。そういった時に、手元足元を照らして進むため、安全確保の観点でヘッドライトは必須です。
ただ一番は暗くなる前に下山できる登山計画を立てることが大前提です。
道具⑥ ジップロック

参考:https://www.roomie.jp/2019/07/537702/
山の天候は変わりやすいとお伝えしたとおり、突然の雨なども十分ありえます。身体自体はレインウェアなどで守るとして、ザックの中身の道具なども水浸しになってしまうので、ジップロックを余分に持っていっておくと道具が濡れずに済むので重宝します。
トレラン持ち物リスト【食事編】

参考:https://goth.hatenablog.com/entry/2018/06/27/223441
人は水分、塩分、エネルギーのどれかが欠けてしまうと動けなくなってしまうので、この3つは欠かさないように気をつけましょう。
- 水分(水筒、フラスク、ハイドレーション)
- 行動食(補給食)
食事① 水分(水筒、フラスク、ハイドレーション)

参考:http://www.geigerrig.jp/hydration-pack/hydration-engines/
基本的にはフラスクやハイドレーションで水分を持っていくのがおすすめです。水筒は重量があるため、走って動くトレランには不向きだと思います。
ハイドレーションであればサックに入れながら、水分補給することが可能なので使用している方も多いです。難点としてはどのくらい水分を飲んだかという確認がしにくいという点です。
食事② 行動食(補給食)

参考:https://gen-running.com/post-6501/
トレランの補給食(=行動食とも言う)は歩きながら補給できるということが前提となりますので、手軽に食べられるようなものがオススメかと思います。
あとは美味しいというものも大事ですね。キツイことばかりだとトレラン自体つまらなく感じてしまいますし、何より継続できなくなってしまいます。
あとは補給食にもそれぞれ栄養や機能があるので、そういった部分もしっかり把握しながら持っていくことをオススメします。例えば、疲労軽減に効いてくるアミノ酸が含まれているものや、エネルギー補給として糖質が入っているものなど多種多様にあります。
固形物やジェルタイプのものもあるので、好みに応じて持って行っても良いかと思います。
Notionやスプレッドシートで使える持ち物リスト
最後に、ここまで紹介した持ち物をまとめたリストをプレゼントします。
スプレッドシートとNotionでそれぞれ用意しましたので、好きな方をコピーして使用してみてください。
参考 スプレッドシートトレラン持ち物リスト 参考 Notionトレラン持ち物リストまとめ
以上までが、トレラン初心者の方に必ず持って行ってほしい持ち物リストでした。トレランは一種の山遊びです。楽しく挑戦していくことが前提です。
更にいうと、安全に帰ってくることが大前提です。
安全に帰ってくるためには、しっかりとした持ち物の準備は必須です。
遭難や怪我をした後に後悔しても後の祭りです。できる準備はしっかりしてトレランを楽しみましょう。