カメラのホワイトバランスとは?設定方法も紹介

一眼レフカメラやミラーレスカメラに必ずあるホワイトバランスという機能。名前は知っているけど機能についてはイマイチ理解できていない方も多いと思います。

実際ホワイトバランスを理解していなくても撮影はできます。ただホワイトバランスとはどういったものなのか理解することで、撮影レベルを更に上げることができます。

カメラ初心者の方にもわかりやすく説明していきます。

カメラのホワイトバランスとは

光には色があります。環境や状況によって様々な色になります。

  • 晴天時の太陽の色
  • 屋内の蛍光灯の色
  • 街中の電光掲示板の色
  • 夕日が照らす色

これら様々な色は、「人に見えている色」と「カメラが写し出す色」で見え方が違ってきます。人の目は上記の色を白い色として脳内で補正してくれますが、カメラはそこにある光の色をそのまま写し出します。そこでホワイトバランスの出番です。

ホワイトバランスを使用することで、撮影場所の光の色味を調整してくれて人の目で見た時に近い状態で撮影してくれます。

つまりホワイトバランスとは、カメラが白いものを白に近い色として捉えるための色補正機能のことです。ホワイトバランスがある目的は色を正確に記録することにあります。

わかりやすくいうと、人の肉眼で見たときと同じような色合いにすることがホワイトバランスの役割と言えます。

ホワイトバランスの種類

ホワイトバランス機能には、すぐに使用できるプリセットというものがあります。カメラメーカーによって若干種類は変わってきますがほとんど内容は同じです。

  1. AWB(オートホワイトバランス)
  2. 太陽光(晴天)
  3. 白色蛍光灯
  4. 曇天
  5. 日陰
  6. 電球
  7. MWB(マニュアルホワイトバランス)

それぞれの撮影時の環境に合ったモードを選んで使ってみるのもいいですし、あえてモードをずらして自分が出したい雰囲気に寄せるために使うのも良いですよ。

1.AWB(オートホワイトバランス)

オートホワイトバランスに関しては、ホワイトバランスの意味がまだ理解できていない初心者の方だったり、設定をカメラ任せにしている人が頻繁に使う機能です。使うというよりは、特に設定していないとこのオートになっていることがほとんどです。

カメラが周囲の環境で判断し、ホワイトバランスを自動で設定してくれますので初心者の方にも便利です。

撮影現場でホワイトバランスの設定を変えている余裕がない人は、ひとまずオートホワイトバランスに設定しておきましょう。

ただオートホワイトバランスも万能ではありませんので、撮影状況下によっては違った色になっていたなんてことも全然あります。そうならないためにも、以下のようなホワイトバランスの特徴を覚えて使えるようになっておくと、そういった失敗をしにくくなります。

2.太陽光(晴天)

1番ベーシックなホワイトバランスになります。晴れている日の屋外で被写体が日に当たっている撮影に適しています。

3.白色蛍光灯

青っぽくクールな寒色系の色になります。屋内での蛍光灯の灯りの中での撮影時に適しています。あとは晴れた日に花を撮影するのにもおすすめです。実際の花よりも青みが増すことで透明感が出てきます。暗いようであればプラス補正を+1程度行ってみましょう。

4.曇天

温かみがある暖色系の色になります。天気が曇っている時の屋外での撮影や、日中の屋内での撮影に適しています。暖色系の曇天を使うことで、写真に温かみが出て優しい感じを表現することができます。

5.日陰

晴れた日の屋外にて、被写体が日陰にいる状況に適しています。特に夕方の景色を撮るのであれば、日陰や曇天モードなどの暖色系のホワイトバランスを使うことで、夕焼けっぽいオレンジで印象の強い雰囲気に仕上がります。

6.白熱電球

黄色っぽい電球の灯りの中での撮影時に適しています。また夜景やクールな印象に仕上げたいときにも寒色系がおすすめです。

7.MWB(マニュアルホワイトバランス)

ホワイトバランスの設定は、基本的には上記の項目から選択しますが、色に凝りだしてくると自分が求めている色がない時があります。

そんな時は、MWB(マニュアルホワイトバランス)を使って細かく調整していきます。ホワイトバランスは色温度によって段階的に色が変化していきます。

ホワイトバランスの色温度(ケルビン)

色温度とは光の色をK(ケルビン)という単位で表したものです。このK(ケルビン)の数値を変更して自分の求めている色に近づけていきます。

この色温度の数値K(ケルビン)が小さいと赤みが増していき、大きくなると青みが増していきます。ちなみにこの色温度ですが、光の色自体に暖かさや冷たさがあるのではなく、光の色を人間の見える感覚に置き換えた数値のことになります。

参考までに先程紹介したホワイトバランスの種類ごとに分けると、以下のようになります。

  • 日陰:7000K
  • 曇天:6000K
  • 太陽光(晴天):5200K
  • 白色蛍光灯:4000K
  • 白熱電球:3200K

それぞれの明るさのケルビンを覚えておくと、実際にどの場面でどのくらいの明るさを出せるのか瞬時に判断しやすくなりますよ。

まとめ

ここまでホワイトバランスについて説明してきましたが、実はこれはRAWファイルという保存形式で保存すれば、撮影前にわざわざホワイトバランスの設定をする必要がなくなります。

なので撮影時にクライアントがいたり、時間がないなどでとてもバタバタするような状況ならわざわざ設定しなくても、RAWで保存しておけば後から現像時に設定することができるのです。RAWデータであれば現像時にホワイトバランスを変更しても劣化することはありません。

ただJPEGでの保存になると変更できなくはないですが画像が劣化してしまいます。

そもそも写真はレタッチが前提で撮影する人も多いので、RAWで保存している人は多いでしょうね。RAWについては別記事でも紹介していますので、そちらを参考にしてみてください。

自分のレベルに合わせてRAWに変えてみるのも良いかもしれませんね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です