コミュニケーションを苦手としている人が1番怖いもの、それは初対面の人との会話です。俗に言う人見知りです。
初対面というのは相手のことを何も知らない状態ですので、内気になってしまうのも当然です。
そして初対面という機会は、日常の中に非常に多く、仕事での取引先・転職先・セミナー・交流会・合コンなどなど、挙げれば切りのないほど密接に関係しています。
そんな機会の多い初対面の人と仲良くなる方法を、苦手意識のある人でも克服できる方法として紹介していきます。
初対面でも必ず仲良くなれる
初対面の人に対して、あなたは何を1番怖がっているでしょうか。それは相手の情報がないことに対して1番怖がっているということです。
情報がないということほど恐ろしいことはありません。今あなたが仲良くしている友人や家族、恋人も、良い所や悪い所、顔、身体、性格などほとんどの情報を知った上で付き合っていると思います。
これらの情報が少ない状態で人間関係が成立しているとすれば、それは仲良しとかいう次元ではなく、何か後ろめたい気持ちや利益追求のためなどの理由以外ありません。
つまり何が言いたいかと言うと、最初はみんなが初対面であり、仲良くなる方法は相手の情報次第でいくらでも可能性があるわけです。もちろん仲良くなりたいと第一印象で感じても、仲良くなる過程の段階で嫌な部分が見えたり、自分には合わないと感じてしまったら仲良くなりたいとも思わなくなってしまうと思います。ただそれはそれで正解です。逆にそこまで情報を知ることができなければ、仲良くなりたくないといった答えは出なかったからです。
そしてこれはあなただけでなく、相手も同じように感じています。相手もあなたの情報を知らないので警戒心を拭いきれていません。
初対面の人と仲良くなる方法をこれから紹介していきますが、大前提として相手の情報を知ることで、仲良くなれる可能性はいくらでもあるということを頭に入れておいてください。
方法1.第一印象を良くする
「人は見た目が9割」というフレーズは今や世間でも浸透してきている言葉だと思います。人は出会って数秒で他者の印象を決めてしまうという事がわかっています。たった数秒です。
つまりあなたの第一印象が悪いとするなら、それだけで仲良くなれるチャンスを極端に減らしていることになるのです。とてももったいないことですよね。
第一印象を良くするには、見た目の服装や清潔感はもちろん、言葉遣いも重要です。いくら見た目が優しそうな人でも、初っ端の自己紹介でいきなりタメ口で話されたら、あなたはどう思うでしょうか?とても失礼な人だと感じるでしょう。
最初で躓いてしまうとそこから挽回していくのが難しくなってしまいます。第一印象で勝敗が決まってしまうと言っても過言ではありませんので、初対面の瞬間は常に緊張感を持って望みましょう。
方法2.自己開示して仲良くなる
先程も説明した通り、情報を知らないで奥手になっているのは相手も同じです。ではどうするか。簡単です。自分がどういう人間かを教えてあげれば良いのです。
セミナーや勉強会ではよく、グループディスカッションのはじめに自己紹介からはじめますよね。
「株式会社●●の田中太郎と申します。人事を担当しています。出身は山口県で、趣味は・・・」この短い情報が無いのとあるのとでは、相手への印象や見方も変わってきます。
- ●●会社だと、うちとも取引したことがあるな。じゃあ仲良くなっておいた方が良いかもしれない
- 同じ名前だ。ちょっと親近感わくかも
- 人事なら自分と一緒の職種だ。いろいろ情報交換できそうだ
- 出身が山口なんだ。ちょっと旅行で行ってみたかったんだよな。
- 趣味も一緒か。この人とは話が合うかも
などなど、他者へ開示する情報を少しでも多くするだけで、そこから共通事や話のネタが生まれてきますし、仲良くなる確立も高くなるというわけです。そして情報を知れば知るだけ、その人への信頼度も高くなってきます。まずは自分から相手へ自己開示して、信頼を勝ち取ってみましょう。
方法3.相手に共感し、話を聞く
ある程度自分の紹介が終わり、相手が心を開いてくれた頃から次のステップに移りましょう。
次は先程までとは真逆で、会話の中で聞き役に徹しましょう。人がコミュニケーションを取る中で嬉しいと感じることは自分の意見に共感(賛同)してくれたときだからです。
あなたは恋愛相談を受けたり、相談したことはありませんか?あのような場合、相談者はたいてい答えが出ている上で相談するケースが高いです。というのも、答えは自分の中で出ているが、自分の中に不安があったり自信がなかったりすると、背中を押してくれる力がほしいからです。
相手に話を聞いてもらい、その上で相談相手に共感してもらえたり背中を押してもらえればそれだけで自信に繋がってくるのです。
話が脱線しましたが、人は共感してもらえることに嬉しさを感じる生き物です。あなたは相手が話している内容を黙って聞いて、黙ってうなずいているだけでも相手は満足しますし、自分の話をしっかり聞いてくれると好感も持てるのです。
方法4.名前は覚えて頻度を増やす
仲良くなる相手の名前を覚えることは必須事項です。僕もそうですが自己紹介で名前を聞いてもすぐに忘れてしまう人が多いのではないでしょうか。
すぐ忘れてしまう人は、自己紹介後からすぐに会話の中で頻繁に名前を呼んでいくクセをつけましょう。何度も呼んでいくうちに自然と頭に残っていきますし、何より名前は呼べば呼ぶだけ親しみ度が上がり、仲良くなります。
ネームコーリングという言葉を聞いたことはありますか?心理学用語で、人は自分の名前に好意を持っているもので、会話の中で相手から名前を呼ばれることで「自分に好意をもってくれている」と感じさせる効果があるのです。
ですから、名前を知れたら仲良くなれるチャンスだと思い、頻繁に呼んでみましょう。
まとめ
ここまで初対面の人と仲良くなる4つの方法を紹介しましたが、すべて理解して実行にできそうでしょうか。理解するだけでは成果には繋がりません。
すこしずつでも良いので、実践しながら自分の中で試行錯誤していくことでコミュニケーション能力も上がっていきます。
会話の中で相手のことを少しでも知り、自分のことも理解してもらうことで、仲良くなることは可能になります。是非試してみてください。
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