この記事はα7iiiを購入して初期設定が終わり、α7iiiの機能をもっと知りたいという方にオススメの内容となっています。
初期設定編では紹介できなかった、もう少し踏み込んだ細かい設定方法も紹介していきます。α7iiiは機能が増えて便利になった反面、しっかり機能性を把握していないと使いこなすことが難しいです。
ここで機能や設定を正しく行って、思い通りの撮影をはじめてみましょう。
まだ初期設定が済んでいない方はこちらを読むことをおすすめします。
α7iiiの機能紹介
既にα7iiiの機能について熟知している方に関しては、ここは飛ばしてもらっても問題ありません。
α7iiiの機能は主に以下の4つの特徴があります。
- 瞳フォーカス
- カスタムキー
- ISO感度
- 測距点数
1.瞳フォーカス
αシリーズの代名詞でもある瞳フォーカス。被写体の瞳を検出して追従することで瞳にバッチリピントの合った撮影が可能となります。ポートレート撮影では瞳にピント(フォーカス)を合わせるのは必須ですので、ポートレート撮影をメインとしている方にはとても大きな強みになるでしょう。
この瞳フォーカスのすごいところは、動きに追従するのはもちろん、振り向きざまや後ろ姿でも、瞳がα7と合った瞬間からピントを合わせてくれます。
ただし、目に髪がかかっていたり、サングラスを掛けていたり、被写体の動きが大きすぎる時は、瞳フォーカスが作動しないときもあるようです。それでもポートレート撮影をする上ではそこまで支障はないかと思います。
2.カスタムキー
α7シリーズではお馴染みのカスタムキーという機能があります。これは各ボタンにISO感度や焦点、シャッタースピードなどの各設定をカスタマイズして自分用に配置し割り当てることができる機能になります。
自分が使いやすい場所に、頻繁に使う機能を配置できるので撮影の効率が格段に上がります。
先程の瞳フォーカス機能やサイレントシャッターのONOFF、ホワイトバランスなど幅広くカスタマイズできるので使わないのはもったいないですし、αシリーズを使う上で操作方法は覚えておかないといけない部分でしょう。
3.ISO感度
α7iiiはイメージセンサーが裏面照射型となっています。裏面照射型だと光を通しやすくなるため、高感度にしてもノイズが発生しにくいというメリットがあります。そのISO感度がα7iiiは100から51200まであります。
とはいってもISOを上げ過ぎれば当然ノイズが出て綺麗な写真も台無しになってしまいます。ブレの危険性を減らしたいのなら、シャッタースピードを早めた設定にすることでブレの危険性を下げます。
4.測距点数
測距点数はAFフレームとも呼ばれるもので、この測距点が被写体に重なることでピントを合わせてくれる働きがあります。
この測距点数は一般的に高級なカメラになればなるほど多くなります。Canon kissシリーズのエントリー機でも人気のあるX9は測距点が9です。それに比べてα7iiiは693点あります。
違いが明らかですよね。当然測距点が多い方がピントがしっかり合う確率も上がるので、特に初心者の方には使いやすくなりますよね。
α7iiiで役に立つ設定4つ
次はα7iiiで設定しておくと、役に立つ機能を4つ紹介していこうと思います。
1つ目がRAW記録方式です。
α7iiiには、RAWデータを保存する際に圧縮か非圧縮を選択できる項目があります。こちらは基本的に圧縮で問題ないのですが、画質やコントラストを少しでも高いクオリティーのものにしたいのなら、非圧縮の方がオススメです。容量は約2倍になりますので当然保存できる枚数も1/2になりますが、より質を求めた写真を撮りたいのなら是非試してみてください。
2つ目がオートレビューという機能です。
オートレビューは、写真を撮った後すぐに写真を確認できる機能です。基本的にはオンにしておいた方が良いでしょう。切っていると何も見えなくて不安になります。2秒くらいあればちょうどいいかと思います。
設定方法は以下のようになります。
- MENUからカメラ2タブの7ページ目へ行きます
- オートレビューを選択
- 10秒、5秒、2秒、切から選択します
3つ目が著作権情報になります。
自分が撮った写真に著作権情報を入れておくことで、大切な写真を守ることになります。最近はネット上での写真の横行が頻繁に起きているので設定しておいて損はないでしょう。
設定方法は以下のようになります。
- MENUからセットアップ5タブ
- 著作権情報を選択
- 著作権情報書き込みで入を選択
- あとは情報を載せていくだけです
4つ目がAF補助光という機能になります。
AF補助光は暗い場所でフォーカスを合わせるための補助光の役割を持っています。発光するタイミングとしては、シャッターボタンを半押し状態の際にフォーカスがロックされるまでの間です。この発光によりフォーカスが合わせやすくなるメリットがあります。
設定方法は以下のようになります。
- MENUからカメラ1タブの6ページ目
- AF補助光を選択
- オートか切を選択
まとめ
α7iiiは機能がたくさんあるので、機能を覚えて身につけば身につくほど撮影も楽しいものになってきます。ボタンやカスタマイズ機能が多くて最初は戸惑ってしまうかもしれませんが、慣れてしまえばこれだけ心強い機能はありません。
ただ人気があるだけではなく、
こういったしっかりとした理由があるんですね。
これから真剣にカメラを極めていく人も、カメラを始めたばかりの人もハマってしまう、そんなフルサイズミラーレスカメラなのではないでしょうか。