愛する我が子の写真はかわいく残しておきたいもの。でもやんちゃな子供はそんなことお構いなしで暴れていると思います。
無邪気な子供を尻目に落胆しているママやカメラマンも多いはずです。どうせ撮るのなら可愛く残したいですよね。
そんな新米ママや初心者カメラマンでも、子供を可愛く撮影できてしまうコツを紹介していきます。
子供撮影のコツ1.カメラの設定
静止している人を撮影するのであれば、落ち着いてカメラの設定はできるのですが、なんせ相手はやんちゃな子供です。じっとしているなんてことは不可能に近いです。。
そこで子供撮影のために最適なカメラの設定準備をしておきましょう。
カメラのモードを「S:シャッター優先モード」に設定しましょう。シャッタースピードを優先的に設定できるモードです。これは常に動いている被写体全てに使えるモードになります。動きが早い被写体に対して、シャッタースピードが遅いと写真がブレたものになってしまいます。せっかく良いタイミングでシャッターを切れても子供(被写体)がブレて伝わりにくい写真だともったいないですよね。
そこでシャッタースピードを早くすることで、瞬間的な表情もハッキリ撮ることができるようになるのです。
シャッタースピードの目安としては「1/500秒~1/1000秒」が動き回る子供もブレずに撮影できるでしょう。
子供撮影のコツ2.子供目線で撮影する
すぐに実践できて効果がわかりやすく出てくるのが、この子供目線で撮影することです。無意識に撮影しているとついつい立って撮影してしまっているかと思います。
ここをちょっと腰を下ろして子供の目線の高さに合わせて撮影するだけで、子供の表情がはっきりわかるようになりますし、背景のバリエーションもグンと広がります。
大人目線での撮影になると、上から観察しているような写真だったり、背景が地面ばかりで面白みのない写真になってしまうのです。
子供視点にするだけで、撮影時の周りの環境が伝わりやすくなります。公園での撮影だったらどんな遊具でどんな場所で遊んでいたのかなどもわかります。子供が生き生きとした表情をしているところが撮れるのも子供視点だからこそです。後で写真を見返したときに思い出を想起しやすくなります。
子供撮影のコツ3.子供をアップで撮る
撮影において大事なポイントとなるのは、撮影者が何を伝えたいかということです。子供が寝ているときの可愛い寝顔や、成長した足のサイズなど、伝えたいものがピンポイントであるのなら、ドアップで撮って伝えるのも一つの手です。
受け手に伝えたい情報が他にもあるのなら別ですが、自分が伝えたいメッセージが集約されている体の一部をアップにして撮影することで、写真を見る受け手もストレートに感じ取ることができます。
撮影時の構図に関して、よく引き算と言われますが、まさにこのことです。自分が伝えたいメッセージ以外の情報はすべて排除しましょう。
子供撮影のコツ4.小物を使う
子供撮影では、ポートレート撮影の被写体(モデル)のように子供がじっとしていてくれることなんてほとんどありません。
子供はやんちゃなのでおとなしくしていることなんて不可能です。また運良くじっとしていてくれていても「笑顔」をお願いしてニッコリしてくれるのも難しいです。
そこはポートレート撮影と大きく違うところで、子供には自由に遊んでもらいます。あらゆる小物を用意することで子供の好奇心をくすぐって絶好の撮影機会を作ります。
小物と言っても100円均一で用意できるようなもので問題ございません。シャボン玉やボール、お人形など気軽に手に入ります。子供が一番笑顔を持つときは好奇心をくすぐられているときです。自ら作ってあげることがとても大事なのです。
子供撮影のコツ5.ママとの連携が大事
4つ目の撮影のコツで、”子供が一番笑顔が出るときは好奇心をくすぐられた時”をお話しました。もう一つ笑顔が溢れるときがあります。それはママと触れ合っているときです。
子供が一番安心できる存在はママ以外にありません。ですので子供の撮影時はママとの連携がとても大事になります。カメラマンとして参加している方は、子供とのコミュニケーションももちろん大事ですが、ママとしっかりコミュニケーションをとっておき撮影時の連携を取れるように用意しておくことがとても大事になってきます。
撮影しているママさんも、普段子供と触れ合っている時間が一番長いからこそ、子供のクセや特徴を一番わかっているかと思います。子供が興味を持っている小物で遊んでいるシーンを狙うのものもちろん大事ですが、その歳、ママに向けてくる最高の笑顔を見逃さないようにシャッターチャンスには気をつけましょう。
まとめ
人の撮影という意味では同じでも、モデルさんが被写体になっているポートレート撮影と子供が被写体になっている撮影では準備や実践が全く別のものになってきます。
ある意味、プロのモデルさんが被写体を演じてくれるポートレート撮影よりも、難易度は高いものになりますので、準備は念入りにして撮影に望みましょうね。