一眼レフカメラで物撮りや商品撮影時に大活躍の3大テクニック!

一眼レフカメラで物撮りや商品撮影時に大活躍の3大テクニック!

メルカリで出品しようとした時や、お気に入りの物を写真に収めておきたいなんて時に、綺麗に写せたら良いのになんて考えたことありませんか?

どんな売り物でも写真で綺麗に写っているだけで、商品の魅力は何倍も倍増します。

たった3つのポイントを抑えておくだけで、物撮りや商品撮影時に綺麗な写真を残すことができるので、ぜひ自分のものにしてください。

1.ライティング(光)をコントロールする

カメラは同じ被写体(商品や物)を撮るにしても、光の当たり方によってイメージが大きく変わってきます。

基本的なことは別の記事で改めて説明しますが、「光の角度」や「光の強さ」「被写体との位置関係」によって、全く別物の写真ができあがるので、カメラで撮影をする以上、ライティング知識は避けては通れません。

では物撮りや商品撮影時には、どのようなライティング(光)に気をつければ良いのでしょうか。

ストロボ発光(フラッシュ)はNG

1つ目に、ストロボ発光(フラッシュ)は使わないようにしましょう。ストロボ発光を使った際の光は、自分が想像していたものではなかった光の反射や、影が写り込んでしまうことがあります。そこで撮れた写真はとても不自然で素人感が全面に出た写真になってしまいます。

屋内で撮影専用の照明を使う

2つ目は、できるだけ屋内で撮影を行い、撮影専用の照明(光)を使いましょう。屋外での撮影だと、季節・天候・時間などの太陽光の影響があり、コントロールするのが難しくなります。自分で光をコントロールできる方が撮影もスムーズになります。屋外で物撮りや商品撮影をするのであれば、明るい曇りの日が適しているでしょう。

光は斜めから当てる

最後に光を当てる場所です。
照明の当て方はいくつもありますが、初心者の方は、まずは斜めから光を当てたライティングで撮影してみましょう。光を斜めから当てることで、被写体(商品や物)を立体的に見せたり、影の濃さや角度をナチュラルに表現できるようになります。

2.背景を演出する

大事なのは撮影するカメラと商品(物)だけではありません。商品(物)をしっかり目立たせたり、見る人の想像を掻き立てるような、名脇役の背景もとても大事です。

商品撮影をするのなら、その商品を買いたくなるように、見る人が買った時の自分を想像できるような背景を準備する必要があります。物撮りをするにしても、被写体(物)が目立ち、際立つような背景を用意する必要があります。

例えば食器物撮りをしたいのなら、普段の実生活でも関連性のある布を背景にするとか、白い人形の魅力を引き出すために背景を黒くしてみたり、と考えられるレパートリーはたくさんあります。

あなたが見せたい商品は、どんな所を一番の魅力として見せつけたいのか、そこを重点的に考えて、ではその商品の魅力を引き出してくれる(見てくれる人の興味を高められる)部分はどんな背景なのか、そこまで計算をしながら背景を組み立てていきます。

3.商品撮影(物撮り)に最適なシチュエーション作り

商品撮影や物撮りだけでなく、撮影全体に言えることですが、あなたが撮影した写真にはメッセージ性がないと見る人に魅力を伝えることはできません。

そうなると当然構図も大事です。
構図はすぐに実践できるテクニックなので、カメラのスキルを上げたいのなら必ず自分のものにしておきましょう。

ケーキを撮影するのなら、家族での食事シーンをバックにぼかし、ケーキにフォーカスした写真の方が、ケーキの魅力が十分に伝わります。「○○と言ったら▲▲のシーンを想像する」という部分を念頭に置きながら、撮影全体像を想像しながら組み立てていきましょう。「ケーキと言ったら誕生日を祝っているシーン」を想像するのなら、背景に祝っているシーンをぼかして入れてもいいです。

商品や物を撮る際に環境を作っていくのは、他の誰でもない撮影者のあなたになります。これが風景写真や屋外、生物が相手になってくると、自分で作れる環境にも限界がありますが、商品撮影や物撮りは、あなたに撮影テクニックさえあれば、いくらでも作り出せます。

商品の大きさを比較しても良いですし、他の物と並べて魅力を伝えるのもありです。角度や色を変えてあげるだけでも、伝わる魅力は断然に違ってきます。

想像力を働かせましょう!

まとめ

ここまで説明した「ライティング」や「背景」「環境づくり」には、それぞれの専門家がいるほど、奥が深い領域です。この他にも撮影した写真の魅力をさらに引き出すレタッチ技術もあります。

一言に撮影と言っても魅力や覚えることに、終わりはありませんし、楽しさも底が見えません。

そこがカメラの面白いところなのかもしれません。今回紹介した基本的なことを実践してみるだけでも、さらに写真撮影の虜になること間違いないでしょう。