日常で使い続けている体の一部の脳。
脳のエネルギーの消費量は全消費エネルギーの20%とも言われています。
体力に限界があるように、
脳の力にも限界があります。
十分な栄養が行き渡った脳には
最高のパフォーマンスが期待できます。
今回はそんな脳に大切な栄養や食材との関連性、最近話題のブレインフードというキーワードをもとに魅力を紹介していこうと思います。
ブレインフードとは?
ブレインフードとは、脳にとって貴重な栄養素を含む食品のことを指していて、脳のパフォーマンスを上げる期待ができる食品のことです。
すでに日本だけでなく、海外でも注目されています。
特に今年は猛暑で、脳へのストレスも激しかったので、栄養補給をすることは、脳にとって必須事項になります。
食事だけに気を使うのではなく、
脳はとても繊細なので、睡眠や生活リズムにも気を使うことはとても大事です。脳は規則正しいリズムが好きなので、起床や食事の時間は、決まったサイクルで行っていくのが体にとっても脳にとっても有効だと言えます。
ビタミンC -脳内の血管の炎症を抑制-
脳をフルに使い、疲れ切った状態になっていると、脳内に活性酸素が溜まって、血流が滞ってしまいます。そうなると抗酸化・抗炎症作用のあるビタミンCは必須になります。
抗酸化といえば代表的な栄養素であるビタミンCです。炎症を抑えて、血管を常に健やかな状態に保ってくれます。ストレスを緩和する役割もあります。
代表的な食材は、ほうれん草やトマト、レモン、赤ピーマンなどです。
トリプトファン -幸せホルモンを増やす存在-
トリプトファンは、アミノ酸の一種で、大豆製品や動物性のタンパク質に多く含まれています。
精神的な安定をもたらしてくれる脳内物質のセロトニンをはじめ、良質な睡眠をする上で欠かせないメラトニンを作るのにも役立っています。
トリプトファンは、牛乳やチーズ、ヨーグルトにも豊富に含まれています。脳内物質の分泌を促すカルシウムも一緒に摂ることができるので一石二鳥の食品です。
先程挙げた大豆製品も、日常的に食べる機会の多い納豆や、豆腐、おからなどがあり、脳機能の向上に効果的な食品となっています。
GABA -ストレス対策に効果的-
最近は市販のチョコレートでもよく名前を聞くようになったGABA。
体内に多く存在するアミノ酸の一種であり、生きていく上で必要な記憶力や、思考力、感情のコントロールなどに関わってきます。脳の興奮を抑え、ストレスを改善する効果が期待できます。
加齢やストレスによって減少していくので、食事でぜひ補っておきたいところです。
GABAに関連した食品だと、玄米が挙げられます。玄米にはフェルラ酸というものが含まれていて、アルツハイマー型認知症の予防にも効果があると報告されています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
常に働き続けている脳ですが、
日常的に体力を休ませようと感じていても、なかなか脳を休めようという考えには至らないかと思います。
脳にもしっかり休息を与えてあげることで、勉強も運動も日常的なあらゆるところで、ハイパフォーマンスを発揮できるようになります。
生きる上では切っても切り話せない食事が、実は脳と密接な関係を持っていたのは、今後生きていく上で大切な意識になるでしょう。
ブレインフードを意識した、
もう一段レベルの高い食事をしてみてはいかがでしょうか。