筋トレをしている人なら一度は耳にしたことのある言葉「チートデイ」
ダイエットや筋トレの減量時に、「特別にドカ食いしてOKな日」でしょという考えを持っている方がいたら注意が必要です。
最初に結論をお伝えしますが、チートデイはタイミングを間違えると逆効果となり、思わぬリバウンドを生んでしまいます。
そうならないためにも、チートデイの意味を理解し、正しいやり方で実践しましょう。
正しく行えば、ダイエットや減量をさらに効果的に行うことができます。
チートデイの意味と効果
チートデイとは、ダイエットや筋トレの減量で食事制限をしているときに、食事をしっかり摂る日を設けることです。
ダイエットや減量において食事制限はとても大切です。
但し制限している手前、どうしても栄養に偏りが見られます。また同じ摂取カロリーを継続していても、ある日体重が落ちなくなります。
これが減量期の停滞期です。
身体にはホメオスタシスという機能があり、エネルギーが入ってこない状態が続くと、基礎代謝を下げてエネルギーを使わない身体になってしまいます。
この停滞期に、チートデイでエネルギーを与えることで、もっと代謝を上げて良いよと身体に伝え、エネルギーを燃やしやすい身体になっていきます。
またチートデイにはストレス発散効果もあります。
減量のために食事制限ばかり行っていると当然ストレスもかかってきます。
かと言ってストレス発散のために頼りすぎてチートデイを連発していると、ただのやけ食いになり、当然太ります。
目標体重までの階段があるとすれば、最初はしっかり階段を登れていても、途中でスムーズに階段を上がれなくなってきます(体重が減らない停滞期)。
そこにチートデイを入れる(一時的に2段下がる(+2kg))ことで、身体の基礎代謝が上がり、また2段3段と階段を駆け上がっていけます。
もっとわかりやすく言うと、カップルの関係と同じです。ずっと同じ場所のデートばかりしていてもマンネリしてしまい、関係性も悪くなりますよね。
たまにはディズニーへ行ったり旅行へ行く(チートデイ)ことで、より2人の関係性は良くなっていくということです。
話は脱線してしまいましたが、当然チートデイのやり過ぎは禁物です。頻度の多いチートデイは太る原因になるだけです。
チートデイのやり方
以下の流れでチートデイまで進めていきます。
- 毎日の摂取カロリーと体重を記録する
- 停滞期に入る(体重が変わらない日が3日続く)
- チートデイ:めちゃくちゃ食べる
- 減量再開
順番に解説していきます。
1.毎日の摂取カロリーと体重を記録する
これはダイエットや減量を行う上で必要な習慣で、この毎日のデータを取っていないとチートデイはもちろん、減量自体も失敗するので必ず行うようにしましょう。
減量するためには、毎日決めた摂取カロリーを摂る必要があります。
摂取カロリーの計算方法はこちらの記事を参考にしてみてください。
2.停滞期に入る
減量を進めていくと、ある日から体重が落ちない日が続いてきます。(毎日同じ摂取カロリーを摂っているという前提です)
これは何もあなたの減量方法が間違っているのではなくて、身体の特性上仕方のないことです。
停滞期は3日程度、様子を見ましょう。
3.チートデイ
体重が減らない停滞期が3日程度続いたら、いよいよチートデイを行うタイミングとなります。
ここで一番の注意点が中途半端に食べないということです。
とにかくたくさん食べることです。減量中に思い切り食べることに対して心配する気持ちはわかりますが、チートデイに関してはお腹がキツくなるまで食べましょう。
それがチートデイとして、一番効果を発揮するやり方です。
チートデイの頻度としては、何度も行うものではありません。あくまで停滞期に入ったらという基準を設けておくことが必要です。
その上で、次のチートデイを行う時のルールとして、前回のチートデイ前の体重よりも低い時に行いましょう。
例えば、前回のチートデイ前の体重が60kgで、チート後には62kgになったとします。2回目のチートデーを行う時は、60kgよりも低いというのが最低条件です。
これを破ってしまうと、単純に体重が太っているだけになってしまいます。
減量開始してから体重が減っていないのにチートデイを設けるのは、自殺行為です。
チートデイは減量ありきのテクニックなので、そこのところは忘れないようにしましょう。
まとめ
まとめると、チートデイは行うタイミングがとても大事で、ストレス発散のためだけに闇雲に食べるのは逆効果となります。
ダイエットや減量期の停滞期に入ってから行い、チートデイを行う前の体重よりも減量できているタイミングが良いでしょう。
この記事を読む前よりも、少しでも知識のアップデートができていると嬉しいです。
ではまた。