金利とはなに?年利との違いは?わかりやすく説明します!

金利とはなに?複利との違いは?わかりやすく説明します!

こんにちは^^
kuromaru(@Self_spec)です。

カードローンや住宅ローン、銀行などで金利という言葉はよく聞くけど、
詳しい意味については理解できていない。
なんて人は多いのではないでしょうか。

一方で「知っておいた方がよさそう」と考えてる方も多いと思います。

この記事では、”今さら恥ずかしくて聞けない”そんな年利について、わかりやすく説明していきます。

また金利とセットで気になる方も多い、年利との違いについても理解しやすいよう説明していきます。

金利とは

金利とは

さっそく結論ですが

金利とは
元金に対する借入れ利息の割合のこと
を指します。

詳しく説明していきますね。
まず元金の意味についてお伝えします。

たとえば
「あなたが友人から10万円を借りました。」

この10万円が元金になります。
文字通り「元のお金」となります。

友人から10万円の元金を借りてから2ヶ月経ちました。
あなたは借りた10万円の返済の準備ができました。

ただ10万円という額は大きいですし、
借してくれた友人は自分のことを想い、少ない貯金の中から、貸してくれたのかもしれません。

そう感じたあなたは、10万円貸してくれた感謝の気持ちとして、元金10万円に1万円を足して、友人へ11万円を返済することにしました。

この1万円が「借り入れ利息」となります。

利息は利子と言ったりもします。
同じ意味として考えてもらって大丈夫です。

要するに、
あなたが元金とは別に
追加で払ったお金(1万円)が利息となります。

最初の説明に戻ります。
「金利=元金に対する借入れ利息の割合」
に当てはめると、

「元金(10万円)に対する借入れ利息(あなたがお礼として追加した1万円)の割合」が金利となります。

つまり、
元金10万円の内の1万円を渡したので
【10,000円÷100,000円×100%=10%】で金利は10%ということになります。

これが金利の意味です。
仕組みを知るとより理解できたかと思います。

金利と年利の違い

金利と年利の違い

金利の意味が理解できたところで、みなさんがよく悩まれる「金利」と「年利」の違いについても、わかりやすく説明していきます。

金利と年利の違いとして
一番かみくだいた説明をすると、借りたお金を返済するまでの”期間”の違いになります。

金利と年利の意味はほぼ同じです。

ただ金利という言葉には
「いつまでに返済」という期間が含まれていません。

一方、年利は「元金に対する1年間の借入れ利息の割合」を意味します。

さきほどの、友人に借りた例だと、友人から借りた10万円を1年後に返済したら
年利10%ということになります。

ただ、ここまで説明しておいて申し訳ございませんが、「金利=年利」という認識が一般的となっています。

金利と言われたら「元金に対する1年間の借入れ利息の割合か」と考えてもらってよいということです。

ただ金銭のトラブル防止のため、正しい知識は身に付けておくことに越したことはありません。

厳密に言えば、金利には以下のような種類があります。

  • 年利(ねんり)
  • 月利(げつり)
  • 日歩(ひぶ)

その名の通りですが、一応説明すると

  • 年利:元金に対しての1年間の利息の割合
  • 月利:元金に対しての1ヶ月の利息の割合
  • 日歩:元金100円に対しての1日の利息の額

となります。

ただ月利や日歩は日常的にほとんど使う機会がなく、年利の意味を理解しておけば特に問題ないかと思います。

金利はどのように決まる?

金利はどのように決まる?

ここまで金利や年利の説明をしてきましたが、金利の割合はどのように決まっていると思いますか?

金利は需給バランスによって決まります

単純な話、
上の画像のように、
お金を借りたい人が少なければ金利は下がりますし、借りたい人が多ければ金利は上がります

たとえば、多くの人は銀行にお金を預けていると思います。

皆さんの認識としては、銀行に対して”お金を預ける”という認識だと思います。

ただ厳密には、銀行にお金を”貸している”という意味合いになります。

銀行はその貸してもらったお金を元に、別の人や会社にお金を貸し、利息をもらって商売をしています。

なのでみなさんに、僅かな利息をつけて返しているのです。利息と言っても普通預金で0.001%ほどなので、みなさんからすると利息をもらっているイメージはないと思いますが…。

話を戻します。

「金利は需給バランスによって決まる」と説明しました。

つまり、銀行がみなさんに「お金を貸してほしい」という気持ちが強いほど、みなさんへの金利も上がりますし、「お金を貸してほしい」という気持ちがそうでもないときは、金利も下がります。

簡単に言うと、みなさんへの感謝度のようなものです。感謝への気持ちが強いときにはお礼をたくさんしたくなりますよね。それと同じです。

余談ですが、お金を貸してほしいのは銀行だけでなく、国も同様です。

国も銀行へお金を借ります。

国が銀行へお金を借りる際、「お金を借りましたよ」という内容の証明書が発行されます。
これが国債というものです。

耳にしたことのある人も多いと思います。

この国債を発行する際にも、当然金利が上下に変動します。

日銀の政策金利や政府の10年国債の金利などが関わってきます。

国債については
また別の記事でご紹介致します。

まとめ | 金利は感謝に比例

お疲れさまでした。
金利について理解できましたでしょうか。

金利は貸してくれた人への「感謝度」と、理解してもらえれば覚えやすいと思います。

自分が金利を受け取る分には嬉しいものですが、ショッピングローンやカードローン、住宅ローンなどの利息として取られる金利はあまり喜べるものではないですね…。

いずれにしてもお金を借りる際は、正しいマネーリテラシーが必須です。

自分の身を守るためにも、正しいお金の知識を学びましょう。

この記事を読む前よりも
あなたのマネーリテラシーが
少しでもアップデートできていると嬉しいです。

ではまた。