長かった転職活動もいよいよ終わり、
晴れて入社となったあなた。
おめでとうございます!
新たな会社で、新たな環境で、
新たな人生がスタートします。
そんな転職先での会社で必要になってくる提出書類の紹介をしていきます。
入社時の参考にしてください。
もちろん、細かい書類の有無は企業によって変わってきますので、転職先の企業に確認しましょうね。
書類1.扶養控除等申告書
よく年末調整の時期に配られたり、
社員になって働きだすと書く機会が多い、こちらの扶養控除申告書 。
正式名称は【給与所得者の扶養控除等申告書】で、扶養と言葉が入っているので紛らわしいですが、扶養者がいない独身の方も提出する書類となっています。
扶養控除とはわかりやすくいうと、
給与を支給されている人が、収入のない(もしくは少ない)親族の生活の面倒を見ている場合に、収める税金が安くなる制度のことです。
こちらの扶養控除等申告書ですが、
提出しないと以下のようなデメリットが起こります。
- 年末調整を行ってもらえない
- 給与から差し引かれる所得税が高くなる
まあ、デメリットがあろうがなかろうが、出さないと入社手続きが進みませんので、素直に必要事項を記入し提出しましょう。
ちなみにこちらの申告書ですが、
複数の場所で働いており、給与を支給されている方は、1ヶ所にしか提出できませんので注意が必要です。
書類2.源泉徴収票
前職を退職する際に受け取れるもので、一言でいうと「年末調整の結果表」のようなものです。
もう少しわかりやすくいいますと、
源泉徴収票とは、その年の年収と、それに対して納めた所得税や公的年金、退職所得などが記載された書類のことです。
このように勤務先の企業が作成して、税務署や社員に交付・提出する書類のことなのです。
また、源泉徴収は毎月引かれていて、
給与明細に載っている所得税という欄が、源泉徴収にあたります。
つまり、源泉徴収とは、会社が社員の給料から所得税を天引きし、国に納めた金額のことを指します。
年内に転職が決まった場合は、
年末調整を受けるために、
新しい職場で提出することになります。
書類3.給与振込先の届書
働くのですから、当然対価となるお金を振り込んでもらうための口座が必要です。
給与振込先の届け出は、給与の振込に必要な口座を届け出る書類のことを指します。
企業によってまちまちですが、
最近はネットバンキングも増えてきており、企業によってはネットバンクでも可能なところもあります。事前に転職先の企業に確認してみましょう。
また、この給与振込先の届出の用紙には、銀行の届出印と同じものを押す必要はありません。
書類4.年金手帳
年金手帳は、自分が年金をもらえる歳になった時に、しっかり年金をもらえるように加入手続きに必要な手帳です。20歳になり国民年金に加入した際に交付されます。
就職する企業によって保管状況は違い、自分で保管したり企業側が保管したりと、まちまちです。企業側が保管している場合は、退職時に返却されます。
万が一、年金手帳を紛失してしまった場合は、社会保険事務所で再発行の手続きをしましょう。
書類5.雇用保険被保険者証
雇用保険被保険者証とは、会社の従業員として雇用されると発行される書類です。発行されるのは正社員だけでなく、一定の条件を満たしたパートやアルバイト、契約社員などの非正規雇用者も対象となっています。
退職するときにしか使用することはなく、基本的には本人に手渡さず、企業側で保管しているものです。退職時に退職者に渡されます。
紛失してしまった場合は、
ハローワークで再発行が可能です。
必要なものは身分証明書のみで、
特段難しい手続きはありません。
まとめ
聞いたことのあるものから聞いたことのないものまで、転職をしていると必要になってくる書類を紹介してきました。
仕事をしていると、いつ転職のタイミングになるかわかりません。ある日アクシデントがあり、急遽転職をしなければならなくなったなんてことも、可能性は0ではありません。
入社時に必要な書類として、覚えておいて損はないでしょう。
書類によっては受け取るまでに時間がかかったりもしますので、早め早めに行動して、入社をスムーズに進めましょう。