ランニングやサイクリングでも使う頻度の多いヘッドホン。最近はワイヤレスでBluetooth対応のヘッドホンも増えてきました。
今回紹介したいのは、激しい動きの伴うアスリート向けのヘッドホンです。AFTERSHOKZ(アフターショックス)という会社が販売している骨伝導ヘッドホン、TREKZ TITANIUM(トレックスタイタニウム)です。
トレーニングに集中するための音楽や、急な着信、街中の音を含めた安全面全て、あなたの願いを叶えてくれる、そんなヘッドフォンです。
今回は実際に購入して使ってみたので、購入を検討している方は参考にしてみてください。メリット・デメリットありのままレビューしていきます。
AFTERSHOKZの骨伝導ヘッドホン【TREKZ TITANIUM】とは
AFTERSHOKZが販売している骨伝導ヘッドホン「TREKZ TITANIUM(トレックス タイタニウム)」は、骨伝導技術を駆使した、アスリート向けのヘッドホンになります。
骨伝導技術は特許取得済みであり、搭載したトレックスタイタニウムは、2017年には、日本唯一のデザイン評価でもある「グッドデザイン賞」を受賞しています。それほど画期的なヘッドホンなのです。
仕様は以下のようになります。
スピーカー方式:骨伝導方式
ワイヤレス方式:Bluetooth
周波数特性:20Hz ~ 20,000Hz
感度:100 ± 3dB
マイク特性:- 40dB ± 3dB
Bluetooth:Bluetooth ver 4.1
対応プロファイル:A2DP、AVRCP、HSP、HFP
重量:約36g
バッテリー駆動時間:約6時間
充電時間:約1.5時間
Bluetooth通信距離:最大10m程度パッケージサイズ: 約135(W)×166(H)×65(D)mm
パッケージ重量: 約260g参考URL:https://aftershokz.jp/trekz-titanium/spec/
重量は36gと、スポーツ向けイヤホン(ヘッドフォン)としては、少々重めとなっています。バッテリー駆動時間は約6時間と、スポーツやトレーニングを行うには十分な時間ではないでしょうか。
対応している音声端末は以下のものになります。
・iPhone
・iPad
・Android OS スマートフォン
・Bluetooth搭載の携帯オーディオプレーヤー
・Bluetooth搭載パソコン参考URL:https://aftershokz.jp/trekz-titanium/spec/
TREKZ TITANIUMの付属品
- USB A – micro USB ケーブル(充電用)
- イヤープラグ(耳栓)
- 説明書
- 専用ケース
- AfterShokz TREKZ TITANIUM Bluetooth 骨伝導ヘッドホン本体
- 各ボタン説明図
- 英語説明文
トレックスタイタニウムの特性上、骨伝導となっているので耳(の中)に装着しません。そのため外部の音が通常のヘッドホンと比べてもダイレクトに入ってきます。そこが街中でもヘッドホンを使いたいアスリートにとってメリットでもあるのですが、状況によっては外部音をシャットアウトしたい方もいると思います。そのために2の耳栓は同梱されているのでしょう。
トレックスタイタニウムを付けながら耳栓をすることで、音楽を聴きながら外部音を遮ることができます。そのような使い方をしたいのであれば、通常のノイズキャンセリングのついているイヤホンでも代用はできそうですが。
専用ケース(ポーチ)が付属しているのはありがたいですね。
TREKZ TITANIUMの使い方や機能
使い方はとても簡単で、電源が切れている状態で、”+ボタン”を5秒以上押します。「Welcome」と案内音が流れれば電源が着いた合図になります。
その後は、持っているiPhoneやスマホ等とBluetoothをペアリングします。
使用端末のBluetooth設定から、「TREKZ Titanium by AfterShokz」を選択します。「connected」と案内音が流れば接続されたということになります。
電源を切る時は簡単で、同じく”+ボタン”を数秒押すことで効果音が流れます。効果音が聞こえれば、電源が切れたという合図になります。
TREKZ TITANIUMは音楽だけでなく、他のイヤホン同様、通話をすることも可能で、ノイズキャンセリングがついているので、余計な外部の雑音をシャットアウトしてくれます。
TREKZ TITANIUMを使った感想(レビュー)
僕の場合はサイクリングで使ってみました。このヘッドホンを使う前は、よくあるBluetoothの首周りに付けるようなイヤホンを使っていたのですが、やはりスポーツ用ではないため、体が動くたびにズレて、そのたびに位置を戻すのがとてももどかしかったです。
このTREKZ TITANIUMを使ってみると、当然首に固定して使うので、ズレることはほとんどありませんでした。
またサイクリングなので街中で使います。そのため車道を走るので耳から外部音を完全にシャットアウトするのは危ないのです。車が迫っているのに気づかなかったりすると交通事故にも巻き込まれかねませんからね。
そこでTREKZ TITANIUMの骨伝導技術が役立ちました。装着時は通常のイヤホンのように耳の穴に入れるわけではありません。耳の周りに巻きつけるように装着するので、耳は塞がりません。そのためヘッドホン未装着時に近いくらいに外部の音も聞くことができるのです。
また音漏れも想像していた以上に気になりません。骨伝導という特性上、身体に密着して音を感じるので、装着していない人からは、通常のイヤホンよりもうるさく感じにくいかと思います。
バッテリーの駆動時間も記載した通り、6時間もあるので、実際に使ってみても途中で電源が切れるようなことはありませんでした。通常のトレーニングレベルで使う方は、特に問題はないと思います。
保証期間も2年と、通常のイヤホン(だいたい1年間保証)と比べても長いので、品質に自信を持っているのが伝わってきます。
TREKZ TITANIUMのデメリット
デメリットと言うほど大きなデメリットはなかったのですが、パーカーを着てサイクリングを行った際は、ヘッドホンが引っかかってしまい、とてもストレスでした。ただこの例でいくと、サイクリング時に乗っていた自転車がロードバイクだったため、首がより上に上がっていたためだと考えられます。ロードバイクは特性上、座椅子がハンドルよりも高い位置にあるので、運転時、前を向くためにより首を上げることになるためです。
そういった状況でない限りは、そこまで大きな問題でもないかと思います。
あとは、コンパクトに畳むことができないので少々かさばるという点でしょうか。頭にしっかり固定するために、ヘッドホンのアーム?部分が固くなっているので折り曲げて収納することが不可能です。イメージ的には、専用ポーチの大きさにそのまま入るくらいの大きさのイメージかと思います。
まとめ
ここまでの情報をまとめますと、
TREKZ TITANIUMはオススメです。
特に街中でトレーニングやスポーツを行う方には、ぜひ使っていただきたいです。やはりAFTERSHOKZも押し出している通り、骨伝導技術はとても画期的ですし、アスリートの安全面でもとても大きな役割を果たしてくれるでしょう。
安全面を考えるのなら、そもそもヘッドホンなど着けるなと本末転倒なことになりそうですが。スポーツやトレーニングを行いながら音楽を聴くことは、その人のリズムだったりモチベーション、楽しむためのツールの1つとなっています。
スポーツにおいて、なかなか切れないのが音楽でもあると思います。
使用を検討している方の参考になれば幸いです。