糖質制限とは何か?やり方もわかりやすく紹介

最近ダイエットや健康面で何かと話題の糖質制限。摂取する糖質を減らして制限することはわかると思いますが、実際にどのくらい減らして、どういった効果があるのか。またメリット・デメリットはどういったことがあるのか知らない方も多いかと思います。

そこで今回は糖質制限について、メリットやデメリット、糖質制限のやり方やどういった影響があるのかということを詳しく紹介していきたいと思います。

糖質制限とはなにか

糖質制限とはなにか

糖質制限とは何かと言うと、3大栄養素【脂質・タンパク質・炭水化物(糖質)】の内の、糖質の摂取量を減らす食事療法のことを指します。

三大栄養素について詳しく知りたい方はこちらを参考にしてみてください。

三大栄養素とは何か?わかりやすく解説

糖質が含まれているものとして、わかりやすいのが

  • お菓子
  • パスタ
  • うどん
  • ラーメン
  • ご飯
  • ジュース
  • 果物
  • お酒

ご飯やパスタなどの主食から、飲み物のジュースやお酒など、割と普段から食べている身近な所に糖質が含まれていることがわかります。

こういった糖質を一定量の摂取に制限することで、ダイエット効果や糖尿病の予防、健康面を向上しようといったものが糖質制限の特徴になります。

最近ではマンツーマンでのストイックなダイエット指導でも知られる、ライザップの糖質制限も有名ですよね。

糖質制限のメリット

ではこれほど有名になった糖質制限にはどういったメリットがあるのでしょうか。

  1. 誰でも手軽に始められるダイエット方法
  2. 食べる量を気にしなくて良い
  3. 糖質制限向けの食事方法が増えてきた
  4. 病気対策
  5. 身体の調子を整える

まずは何より、誰でも手軽にはじめられるダイエットという点ではないでしょうか。

他のダイエットのようにこれだけ食べなさいといった制限や、必要な道具などもないので、普段の食事から手軽にはじめられます。この時点で糖質制限の参入障壁はとても低いので、誰でもすぐにはじめられます。

また食べる量を気にしなくても良いというメリットもあります。もちろん糖質制限というからには糖質の摂取量は注意しなければなりませんが、それ以外のものに関しては特に制限がないため、ダイエットの大敵でもある空腹との戦いが避けられるのです。

ダイエットを挫折する要因として、我慢することが1番のハードルとなるので、ここを避けられるというのは大きなメリットだと言えます。

また最近は糖質制限ブームに乗り、糖質制限メニューを提供するレストランやスーパーも増えてきました。有名所だとファストフード店のモスバーガーでも、バンズをレタスに置き換えた「モスの菜摘」もヒットしています。

お弁当屋さんでは、ご飯の代わりにブロッコリーを敷き詰めたお弁当を販売して話題になったお店もありましたね。

ダイエット以外でも健康面でのメリットもあります。

例えば糖尿病です。糖尿病は40歳以上だと4人に1人が発症しているほど急増している病気です。

糖尿病を予防するには血糖値を急激に上げないよう注意する必要があります。

その糖尿病対策として、食事の際の炭水化物や糖質を制限することで、血糖値を急激に上げにくくする効果があるのです。

また糖質の過剰摂取を続けていると血糖値の急激な上昇と下降が繰り返され、血管がダメージを受けていきます。そうなると動脈硬化などの深刻な病気にも繋がっていくのです。ですので過剰な糖質摂取は健康面でもおすすめできません。

糖質制限を行うとわかるのですが、寝起きがとても楽になります。普段は目覚めが悪い人でも、糖質制限をはじめると苦痛もなく起きられるようになるので、朝の調子も良くなります。

よくある食事後の睡魔もなくなります。昼食後の仕事中にウトウトしてしまうという経験は誰しもあると思います。そういったことも糖質制限をすることでかなり軽減されるのです。

糖質制限のデメリット

逆に糖質制限を行う上でのデメリットはどんなことがあるでしょうか。

  • 食費がかかる
  • 食べられる食べ物の種類が制限される

食事の量を気にする必要はなくなりましたが、主食を抜くという特性上、糖質を制限するとお腹に溜まりにくくなります。そうなると通常時よりも食費はかさみます。また必然的にお肉やお魚中心の食事になってきますので用意するだけでも出費はさらにかさみます。

食べられるものに関しては、いつも食べているような主食の制限が必須になりますので、どうしても食べたければ、他の食事のタイミングで糖質量を我慢する必要が出てきます。

糖質制限のやり方

糖質制限のやり方としては「1日に何gまでの糖質摂取」と決めて、あとはその範囲内で糖質を抑える方法となります。

最初の慣れないうちは、糖質を摂らないせいか物足りなさを感じますが、食事習慣が続いていくと身体も慣れていきます。

ただ糖質を制限しすぎて身体を酷使すると、健康面での影響も出てきますので適切な量の糖質制限が重要になってきます。

一般的に言われている糖質制限での摂取量は1日に70〜130gです。ただ慣れないうちは多めからスタートし、身体が慣れていけば徐々に減らしていく形の方が身体には優しいでしょう。

身近なスーパー「セイユー」でも糖質制限のお惣菜をまとめた記事もあるので参考にしてみてください。

SEIYU-糖質制限の食べ物 SEIYU(西友)で買える糖質制限にオススメの食べ物

まとめ

糖質制限は誰でも手軽にはじめられるメリットがある反面、どんなダイエット方法でも共通して言えますが、やり過ぎは禁物です。

特に食事習慣が根本的に変わってくる糖質制限は、身体の調子と上手くバランスを取りながら行っていく必要があります。薬が毒物になる原理と一緒で、何事も適度がちょうど良いのです。

無理のない糖質制限で、ダイエットや健康面の改善を図りましょう。