カメラに詳しくない人でもCanon(キヤノン)というブランド名を知っている人は多いかもしれません。
言わずもしれた老舗カメラメーカーで、15年連続の世界シェア1位をもつほどの大手メーカーです。
ただシェア1位と言っても、大きな買い物になるのでリサーチはしっかりしたいですよね。そこで今回はキヤノンのカメラの特徴や強みをわかりやすく紹介していこうと思います。
ぜひカメラ選びの参考にしてください。
カメラメーカー「キヤノン」の歴史
キヤノンの前身となる精機光学研究所は1933年に創立されました。また1934年には、日本で初めてのカメラ、KWANON(カンノン)の試作にも成功しています。そして1935年に現在の社名でもあるCanon(キヤノン)が採用されました。ちなみにカメラ初心者が間違えやすい書き方として「キャノン」と書く人がいますが、正しくは「キヤノン」なので間違えて恥ずかしい思いをしないようにしましょう。呼び方はキャノンで問題ないですよ。
ちなみに1949年にキヤノンは上場して以来、年間での赤字は一度たりともないというのは驚きです。経営も万全となれば、購入したカメラも長く使い続けることが可能になるので、愛用者も増えていくのは必然の結果です。
ここまでキヤノンを押し上げたのは技術力は当然ながら、広報や広告の影響も強いです。実際にCMで起用されたイメージキャラクターは、以下のようなラインナップになっています。
- 石原さとみ
- 竹内結子
- 妻夫木聡
- 蒼井優
- 芦田愛菜
- 新垣結衣
- オダギリジョー
などなど、歴史がある会社だけに、起用した芸能人も軒並み並んで誰もが知っているような、知名度の高い方ばかりですね。こういった大きな企業になってくるとブランド力はとても大事ですし、イメージを底上げする芸能人の起用も、会社のブランディングをする上で外せない要素ともなっています。好きな俳優や可愛いと思った女優さんがキヤノンのCMをやっていたら興味をもつはずです。
カメラメーカー「キヤノン」の特徴と強み
カメラメーカーにはそれぞれ掲げているテーマのようなものがあります。ニコンだったら「現実を忠実に再現する」にもあるように、キヤノンにもテーマがあり、「世界をもっと鮮やかに」になります。このテーマを踏まえて、キヤノンの特徴と強みを以下に並べたので確認してみましょう。
- スポーツ撮影に強い
- AFのスピードが早い
- ポートレートに強い
- 色を鮮やかに撮れる
- 利用ユーザーが多い
キヤノンの1つ目の特徴として、AF(オートフォーカス)のスピードが早いという点が挙げられます。ですので動いているものに対しての撮影はキヤノンの得意としているところです。スポーツの撮影のような一瞬のシャッターチャンスが命取りになるような写真を撮る方にはキヤノンはオススメなメーカーだと言えるでしょう。
それとポートレート撮影をしたい人にも勧められます。というのもキヤノンは元々プリンターを製造しているメーカーだったため、出力された写真を重要視する傾向にあるのです。なので人を撮影すると肌が綺麗に撮れますし、色鮮やかにも撮れるのです。あくまで撮ったその場での話でレタッチはしていない前提です。
利用ユーザーが多いという点も、キヤノンの特徴であり、大きな強みでもあるでしょう。やはり今もなお続いているカメラメーカーだけあって安心感が他のメーカーとは断然に違います。正直迷ったらキヤノンを選んでおけというのも、若干感じてしまうくらいメーカーとしてのブランド価値は高いものになっています。
その証拠に、プロのカメラマンが使うメーカーとして最も多いのがキヤノンです。式場カメラマンもしかり、ディズニーのカメラマンもキヤノン製のカメラを使用しているそうです。
またキヤノンのカメラは、カメラに興味を持ち始めた初心者にはとても買いやすいカメラ機種なのです。KissシリーズのEOS KissX9も一眼レフカメラデビューするにはお値段がお手頃ですし、小型・軽量を売りにいており、初心者でも扱いやすい操作性となっています。
さらに初心者がカメラに更に興味を持ち始めた頃、購入したくなるのがレンズです。特に単焦点レンズはレンズの入門編としてはバッチリで、ボケ味がよく出ますし、一眼レフカメラぽい仕上がりを体験できます。安い単焦点レンズでも16,000円もあれば買えてしまいます。これが俗にいう撒き餌レンズというものなのですが。カメラ初心者はこの撒き餌レンズでレンズの良さに味をしめて、徐々に高価なレンズが欲しくなっていき、レンズ沼へとハマっていくのです。
どこのカメラメーカーも行っている施策なので、結局はハマっていってしまうのですが。
まとめ
キヤノンはカメラ業界でシェア1位の老舗メーカーです。しつこいですが。それだけ信頼度が高いですし、持っているカメラ技術のノウハウも相当高いものです。
初心者でカメラを買おうか迷っているのなら、入門機としてキヤノンをオススメします。カメラにハマっていけばどっちにしろ高価なレンズやボディが欲しくなっていきますが、まずはカメラに夢中になる保証もないので、はじめやすいエントリー機からスタートして、カメラの勉強をして徐々にステップアップしていったらいいのではないでしょうか。
カメラの操作に慣れてきたり、技術がある程度ついてくると、必然的にカメラの性能やレンズの良さ、そして自分に合った機器がわかってくるので、その時に改めて魅力のあるカメラメーカーに手を出してみても良いかもしれませんね。
この記事がカメラ選びの参考になれば幸いです。