ゴールデンウィークの長期休暇が終わり、twitterなどのSNSからは悲痛の叫びが聞こえてきます。
そんな「自分は5月病だ」なんて落ち込んでいる人に、原因と治し方を紹介していきます。
5月病もれっきとした心の病気です。
正しい知識と治し方で、仕事や学業を軽快にスタートできるようにしましょう。
5月病とは
そもそも5月病とは、日本の数々の環境が重なって起こるうつ病に似た症状です。その環境というのが、4月の入学や就職、転勤、異動、一人暮らしのスタートなどが該当します。
そんな大きな環境の変化の中、ようやく身体が慣れてきたと思ったら、ゴールデンウィークという大型連休が始まります。この5月のゴールデンウィーク明け頃から発症してくる人が多いため、5月病と呼ばれています。
5月病は6月病とも呼ばれることはありますが、そもそも前述した通り、正式な病名ではなく、医学的には適応障害と診断されることがあります。
5月病の症状
5月病の症状としては、抑うつ状態の症状に似ており、以下のような症状があります。
- 体がだるい
- やる気が出ない
- 今までは気にしなかった些細なことも面倒くさく感じる
- 人と会うのがおっくう
- 喜怒哀楽が不安定になる
- 焦りや不安を感じることが多くなる
- 会社へ行きたくなくなる
- 頭痛
- 免疫力が低下する
他にも様々な症状がありますが、
全体的にいえるのが、無気力化です。
基本的にネガティブ思考になり、
悩みすぎて夜眠れなくなるといった症状が出てくることもあります。
4月はやる気に満ちていたのに、
一気に倦怠感が増すというのも、
5月病の大きな特徴です。
5月病の治し方は?
それでは実際に5月病をどう克服し、治していくのか。5月病の治し方について説明していきます。
5月病はメンタル面が主な原因です。
なので自分への意識改革はもちろんですが、周囲の協力も必要となってきます。
1.コミュニケーションを取る
いっけん、5月病の症状と矛盾していそうですが、心を開いている友人や家族に思い切って相談してみたり話してみたりすることで、気持ちが和らいできます。
人とのコミュニケーションは会話でも可能ですが、同じ時間を過ごすだけでも、気持ち的に楽になったり、気分が明るくなっていきます。少しずつでいいので、周りの人とのコミュニケーションを取るようにしていきましょう。
2.食生活を意識する
メンタル面ではありませんが、
「食が身体を作る」といわれているくらい、食事と身体は密接に関わっています。身体の調子が悪いと食生活が悪くなってきますし、不規則な食生活をしていると身体がガタガタになってきます。
どっちが欠けても良くないのです。
身体に負担をかけない、
身体に優しい食事を心がけましょう。
3.ストレスを発散する
とにかく身体にストレスを溜め込むのは精神上よくありません。そのためには適度な気分転換が大切になります。
自分の好きな音楽を聞いてリラックスしたり、スポーツで汗を流して、気分をクリアにしていくといいでしょう。
個人的にはキャンプの焚き火はオススメです。焚き火にはヒーリング効果があり、ストレスによる疲れや不安などを改善してくれる効果があります。また人混みの中から抜け出し、自然の中では気持ちが開放された気分になるので、考え方も一新することができます。
4.睡眠を改善する
睡眠は1日のうちの約1/3の時間を要しています。また1日の疲れを回復させる重要な時間でもあります。つまり、この決まった時間でどれだけ心と身体を休ませることができるかで、1日の充実度も変わってきます。
かといって、単純に睡眠時間を増やせば良いという訳ではありません。睡眠時間が長すぎても、疲れが取れなかったり、むしろ疲れてしまうこともあります。
睡眠の質を上げる方法としては、
以下の内容になります。
- 夕食は睡眠の3時間前までに済ます
- 睡眠前にスマホやテレビを観ない
- 寝だめはしない
- 早朝に太陽の光を1分間浴びる
ざっと挙げましたが、これだけを実践するだけでも効果的です。
まとめ
5月病は名前の通り、一時的なものなので、放っておけば治るという意見もあります。ただ、治るかどうかは時間が経過してみないとわかりません。
もしかしたら5月病が悪化して、
仕事や学校を辞めてしまったりする可能性も0ではありません。
自分の人生を棒に振るなんてことにもなりかねませんので、しっかりとした正しいメンタルケアが大事になってきます。
5月病だからと楽観視せず、自分の身体と真剣に向き合う機会だと思い、今後のことを考えるキッカケにしてみてはいかがでしょうか。